PIX SCENARIO STUDIOの使い方

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PIX SCENARIO STUDIOは台本化ツールです。
執筆されたシナリオをスタジオで収録できる形の台本PDFを簡単に作成することが出来ます。また、PIX GAME STUDIOで使用できる音声ファイルが埋め込まれたスクリプトも出力する事が可能です。

1 チュートリアル

チュートリアル

「シナリオ製作のガイドライン」に沿って書かれたシナリオファイルは、
台本作成ツールで、簡単に「台本作成～台詞番号つきスクリプトファイルの作成」を行うことが出来ます。

① シナリオフォルダを用意する

前準備として、完成したシナリオを１つのフォルダにまとめます。

この説明では、以後これを「シナリオフォルダ」と呼びます（PIX SCRIPT STUDIO 開発環境のシナリオフォルダとは別ですので混同しないでください）。「シナリオフォルダ」はサブフォルダを含んでいても構いません。
基本、このフォルダは今後プロジェクトが終わるまで変更することが出来ません。注意して設定してください。

② PIX SCENARIO STUDIO を起動する

「PixScenarioStudio.exe」を実行します。

③ 新しい台本を作成する

起動直後は、台本プロジェクトの設定画面になっています。

既に保存した台本ファイルがある場合は、一番上のメニューから開くを選びますが

最初は、存在しないので一番下の「この設定で新しい台本を作成」ボタンを押し、

「1. シナリオフォルダを用意する」で作成した「シナリオフォルダ」を選択して、台本を作成します。

④ シナリオのエラーを確認し、必要があれば修正する

「シナリオフォルダ」から自動でシナリオファイルが読み込まれます。

このとき、ファイル名が 赤文字 のファイルは、エラー疑いのあるファイルです。

ですので、右クリックメニューなどから「プレビュー」を行い

エラー疑いのある箇所を確認し、必要があれば全部修正し保存し直します。

「発言者名リスト」にミスと思われる変な名前が混じってないか、確認もしておいた方がよいでしょう。

その発言者の台詞がどのファイルにあるかは、名前を選択すると色が変わることでわかるようになっています。

各種修正が終わったら、「リスト内シナリオ再読込」を行い、修正した箇所が直っているか確認しましょう。

エラーが修正できなかったりで、今回は台本を作れないファイルについては 「チェックボックス」を外すことで今回の台本作成から除外しておくこともできます。

⑤ 台本を作るキャラクタを決定する

シナリオファイルの準備が出来たら、いよいよ台本を作るキャラクタの抽出です。
発言者名リストの中から、ボイスをつけるキャラを選択し、右クリックメニューなどから「台本追加」を選んで、上部のキャラクター台本リストに追加します。

台本に追加した直後の「ボイス接頭辞」は仮のものになっています。
ここに書かれた文字列がボイスファイル名の先頭につくことになりますので、

ダブルクリックや、右クリックなどから、「ボイス接頭辞」を実行し

わかりやすい文字列に変更しておいた方がいいでしょう。

なお、シナリオと同様に 「チェックボックス」を外しておくことで、今回の台本作成から除外することが出来ます。

この機能は「明日は○○の台本だけが欲しい」などという場合に一人分だけを出力するのにも便利です。

⑥ リビジョン確定し台本pdf を出力する

あとは台本を出力するだけになります。
ですが、まずは 台本ファイルを保存しておきましょう。

基本、台本ファイル の保存先フォルダが台本等の出力先フォルダの基点フォルダとなります。

あとは「リビジョン確定」ボタンを押して、リビジョン確定しましょう。

リビジョン確定すると、設定ファイルは自動で上書き更新され、デフォルト設定では 「台本pdf」フォルダに台本が出力されています。
また、過去のリビジョン の状態がタブで追加されていますので、後々からもそのときの状態を確認したり、そのときの台本を再出力することが可能です。

⑦ シナリオファイルやキャラクタを追加して再出力する

一度以上リビジョンを確定した状態では、シナリオファイル や キャラクター台本 に「鍵マーク」のついた物があります。

これらは過去のリビジョンで一度以上使用されたファイルで、リストからの削除などの一部操作が出来なくなっています。（チェックボックス を外すのは可）
逆に言うと、それさえ気をつければ他の編集は自由に行える状態です。
シナリオファイルを シナリオフォルダに追加した場合は 「シナリオの再検索」ボタン で反映させることが出来ます。